1. 431 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2009/12/07(月) 17:55:22 ID:VWWl2Qj3
    おっと説明が足りないか。といっても随分前に中国wktkに書いたとおりなんだけど。

    50年前後の欧米産業研究者の間で「30年以内にソ連の経済力はアメリカを凌ぐ
    だろう。」とか「ソ連の成長を見る限り、少なくとも産業育成に関しては、自由主義経済より
    共産主義経済の方が優れているんじゃないか」とかいう意見が一般的だったこととか、ブレジネフが
    国連総会の場で机を叩いて「お前達(西側)を(経済的に)ぶっつぶしてやる」とか自信満々に
    宣言したこととか覚えている人はいないだろうけど、これがジョークのような事実だったりする。

    ところが実際にはソ連の成長は、そのほとんどが生産力拡大によるもので、要するにたくさんつくったから
    たくさん儲かるというものでしかなかった。そのため、見事に収量逓減に引っかかり、この絶好長期から
    わずか20年後には絶望の底に転落した。

    貯蓄率を0から40%に引き上げれば、投資原資を増やして成長に回すことができる。でも、
    40%から80%にするのはほとんど不可能だ。
    1億人の農民を土地から引きはがして低賃金労働者に変えれば、生産力は成長する。
    2億人ならさらに上がる。でも、その調子で4億、8億、16億とやっていけるわけじゃない。
    必ず頭打ちになる。
    GDP1000億ドルの国が外国からの投資を100億ドル引き込めば、それだけで成長率は
    10%だ。でも、次の年に同じだけ投資を受け入れても、それだけでは9%しか成長しない。
    これが収量逓減の法則。
    これを逃れるには、生産性、つまり資本や労働力の活用効率を上げる必要があるけど、
    それをおこたったれば将来は灰色。

    貯蓄率を~以降もソ連の失敗のことだよ。似てる国があるかもしれないけどね。